岩手県での復帰高座と在仙ご贔屓の皆様へのお願い

2015年10月13日
岩手県奥州市水沢区にある妙法寺さんにて

一、診察と点滴の間に
一、後生鰻
一、かぜうどん
一、粗忽長屋
暇楽家十三 四席相勤め申し候。

というわけで、今回は一人で岩手県に伺いました。


僕にとって、実に半年ぶりの高座でした。
というのも、半年前に思うことがあり、自身で勝手に幕を下ろして引退したつもりでいたのですが、心境の変化もあり復帰したという経緯がありました。

今日の高座では、半年の「引退」期間を経て大きく変えた芸風を初めて披露しました。
高座から感じた反応や終演後の感想から、賛否が大きく別れるような落語になったように思います。
消化不良に感じる方がいらっしゃる隣で、お世辞もあるでしょうが「これこそ落語だ」とまで褒めてくださる方がいらっしゃいました。
僕としては理想的な反応でして、幸先の良い再スタートとなり非常に嬉しかったです。

今後は宮城でも活動を再開していこうと思いますが、全くウケなくなろうが新しい芸風で高座に上がろうと考えています。


そこで、宮城のお客様にお願いがあります。

素人の落語といえども、どうか厳しい目で見てやってください。下手な演者や面白くない演者には厳しい評価が必要です。
その場で演者に下手なら下手、面白くないなら面白くないと伝えてください。その上で、逆の評価をいただけるほど嬉しいことはないと思います。

東北大落研のご贔屓の皆様は揃って優しいですから、酷い落語をお見せしてしまっても滅多に批判をいただきません。

香盤に関わらず下手な人は下手、でいいんです。

僕たちも毎回のように納得のいく出来の高座というわけではないんです。もちろん、僕も例外ではありません。
私は、厳しい目で見てくださるお客様が増えることは、必ずや部にとって財産となると考えています。


また、私はケジメを付けるためにも、特別なことがない限りは卒業後10年間は高座に上がらないと決めています。
そんな中で、後輩に指導できる後輩を育てられなかったこと、これは私の怠慢でもあるのですが、これからはお客様が演者を育てる文化に切り替わっていって欲しいと考えています。


ありがたいことに、お客様の中には厳しい目で見守り続けてくださっている方もいらっしゃいます。
僕はそういったお客様を何より大事にしたいと考えています。

そういう方が増えれば、我々も自身の落語や了見を見つめ直さざるを得なくなるのではないでしょうか。


我々4年生が何の権限も持たない当部では、ここに思いの丈を書き込むぐらいしかできませんが、大切なお客様方が愛想を尽かす前に、部や我々、お客様自身が変わっていけばなぁと思う今日この頃です。
・・・生意気な文章になってしまいました。


最後になりましたが、これらは暇楽家十三としての僕個人の意見です。
実際に我が部でも、部員によってそれぞれが違った考えを持っています。
ですので、上の文章への賛否については僕個人にお寄せください。よろしくお願いします。



P.S.
余談ですが、開催日を勘違いして10月11日にも一度お伺いしてしまいました。
その際に念入りな打ち合わせを行い、当日の舞台は最適な高さにしていただいたほか、当日は裏方部員がいないにも関わらず非常にスムーズな進行と相成りました。

IMG_1930.jpg
終演後には、一関市のもちつき隊「厳餅隊」によるもちつきパフォーマンスが行われ、4種類の味のお餅が振る舞われました。
餅米農家さんだけあって、厳餅隊の皆さんはお餅に詳しいだけでなく、並々ならぬ情熱をお持ちでした。(お餅だけに)
街と協力してお餅文化を広めようとするその姿勢は見習うべきものがあり、機会がありましたら今後とも応援したいと思いました。
茨城県など関東にも出張できるとのことですので、機会がありましたらご依頼くださいませ!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

落研の愉快な仲間たち

Author:落研の愉快な仲間たち

公式ホームページはこちら

Twitter
ブログ内検索
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

リンク